9月30日(水) 福井市小学校
2009 / 09 / 30 ( Wed ) 1校時8:50 ~ 9:35
派遣講師 小松 晴世 ・竹下 清 6年生 1クラス 生徒数 32名 ![]() 授業の最初に実施した九つの空欄に野菜の名前を書き込むことについては、ほとんどの児童たちは、できていたようである。(この地帯には、伝承野菜は無いが一般家庭では家庭菜園がかなり普及している) 授業の最初の頃は、とまどいの見える児童もいたが、ほどなくして全ての児童が授業に溶け込んでおり、活発に手を挙げる子も多くなってきた。 今回の出前授業は、最初に地元野菜がとりあげられたが、県経済連担当者が提供したミデイトマト“越のルビー”、竹下が提示した“新保ナス”など現物を見ての授業は、具体的で児童たちの印象に残ったと思われる。そして、小松さんの「ベジフルセブン・野菜博士になろう」の授業は、誠に要領を得た非常にわかりやすい説明であったので児童たちもよく理解できたのではないかと推察された。 後日(10/5)、酒生小学校に電話し、担当の河合純子先生に出前授業の感想をお聞きしたところ、 まず、越のルビーや新保ナスは児童たちにはインパクトがあったとのこと、そして、出前授業全般について児童たちの反応は極めて良く、野菜・果物や食事についての関心が高まったとのことであった。なお、後日児童たちの感想文を送りますと言われたので、「楽しみに心待ちしています」と答えた次第であった。 (付記) 出前授業を控え、私は9月24日、事前打ち合わせのため酒生小学校の河合先生を訪問したおり、 この小学校の環境を観察させていただいた。 当日は、すがすがしい秋晴れの日であった。校庭の南西側を取り巻くように「せせらぎ空間」が 設置されており、ちょうど休み時間であったので、児童たちがそのせせらぎを覗き込みながら、嬉々としてメダカやザリガニ捕りに熱中していた。 酒生小学校は福井市の東部に位置し、東は白山山系吉野岳、南には清流足羽川が流れている農村地帯に設置されている。大自然の中で児童たちを伸び伸び育てている校風がしのばれた。 竹下 清 とにかく福井市立酒生小学校の6年生は、最初から最後までひとりも授業に散漫な生徒は見当たりませんでした。 生徒全員が、授業に集中してくれた姿に驚愕した小松でございます。 これは、地元のVFT竹下さんが生徒達のために準備した40年前の冷凍保存の在来種を 再生させたナスを持参してくれたこと。 福井県経済連の課長さん達が、福井で開発したトマトを生徒達に配って、実感させたことで 生徒達のハートに火が付いたのでしょう。 これらの地元の取り組みが、生徒達の心にしっかりと伝わり、生徒一人ひとりが「野菜博士になろう!」という大きな弾みになったと思います。 私も竹下さんや、経済連の方の地元への熱い想いに夢中になってしまい、興奮のあまり授業のピッチを上げ過ぎたと、深く反省しております。 担任の先生が給食の献立を大きく絵に描いて準備してくださったことも、大変助かりました。 また、富山県からわざわざ参観に駆けつけてくださったお二人のVFTさんの意気込みにも、感動致しました。 小松 晴世 スポンサーサイト
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