10月19日(月)足立区小学校
2009 / 10 / 19 ( Mon ) 3校時 10:40~11:25
5年3組 生徒数31名 派遣講師 金福良・木村滋子 ![]() 新型インフルエンザの影響で5年生の1クラスが午後から学級閉鎖になるとのことで、 先生方は少し慌しい雰囲気でした。 授業が始まると、全員がピシッと前を向いて真剣な眼差しで私達の話を聞いてくれています。 反対に、最初のビンゴゲームではみんなで盛り上がりたいところなのですが、 ビンゴになっても大きな声を上げて喜んだり悔しがったりする様子もなく、少し残念。 地元の野菜、旬、食事バランスガイドの話、そして、「野菜博士になろう」と呼びかけながら授業も終盤戦。 真剣に聞いてくれてはいるのですが、やはり少し元気がない感じです。 ところが、最後に、お土産に野菜を1人1個ずつもらえると聞いてみんなうれしそうに歓声を上げています。 その様子に、私達もうれしくなりました。 木村滋子 スポンサーサイト
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10月19日(月)大分市立小学校
2009 / 10 / 19 ( Mon ) 2校09:35~10:20
3校10:40~11:25 4校11:30~12:15 4年 生徒数 18名 5年 生徒数 28名 6年 生徒数 23名 派遣講師 小松晴世 中嶋由美 中山美由紀 【4年生】 ![]() 〈授業の様子〉 副菜の1つの数え方を手を使ってみんなで練習。 生徒達が真剣に取り組む姿を見て嬉しく感じました。 〈生徒の反応〉 「野菜博士認定書」に自分の名前が書かれることを伝えると「かっこいい!」の声が上がりました。 全員が野菜博士になりたいと手をあげてくれました。 〈先生の声〉 ビンゴゲームで子供を引きつけるのは今までになかったと言われていました。 【5年生】 ![]() 〈授業の様子〉 ビンゴゲームでは、地元で取れるカボス・椎茸を書く生徒が多くいました。 旬については「おいしい」「多く取れる」等知識があるようでした。 〈生徒の反応〉 授業中教室をまわっている時に積極的に質問する生徒が多かった。 帰り際に握手を求められ「野菜博士」になることを約束しました。 〈先生の反応〉 生徒がセロリが食べれないことを養護教諭の先生に伝えると、 給食のメニューにわからないようにセロリをいれていて、 生徒は嫌いな野菜を知らないうちに克服しているようでした。 【6年生】 〈授業の様子〉 真剣に話を聞き、積極的に授業に参加していました。 ビンゴでは楽しみながら地元の野菜を知ることができたと思います。 〈生徒の反応〉 最後の質問タイムの時には、「より栄養価が高い野菜は?」「野菜ジュースはいくつになるのか?」 「今が旬の地元野菜は?」と生徒達の学習意欲を感じました。 〈先生の反応〉 メモを取りながら聞いていらっしゃいました。 その謙虚な姿に身の引き締まる思いでした。素敵な先生だと思いました 中山美由紀 【4年生】 まず、大分市の中でも佐賀関は、農産物というより水産物が全国的に有名な地区です。 そう、魚界のブランド“関サバ・関アジ”!学校周辺も美しい海に囲まれていて、 生徒は漁師のお子様が多いそうです。 保育園が隣接する築10年程のきれいな校舎なのですが、 近年人口が減り、近くの高校も廃校になったとのことでした。 こういった背景もあってか藤野校長先生のお話しでは、家庭菜園すら少ないとのことでした。 因みに、大きな道の駅はシロアリ被害にあい閉鎖したり、直売所へは距離もあります。 ですので、当初校長先生は“地元の野菜を知る”というカリキュラム自体に心配されて いらっしゃったようです・・・。 しかし、授業が始まると、そんな校長先生の不安げな表情は一転! 私たちが「地元と言っても大分県内という広い範囲で考えてみていいからね。」と言うと、 「しいたけー!!」とか「あ、カボスだっ!」とか元気よく野菜の名前があげられました。 生徒数が少なく、どの学年も女の子の占める割合が多いのですが、 とても活発で、とにかくレスポンスの良さ、元気の良さが印象的でした。 実は、少々遅れて授業に入ったのですが、JA全農おおいたの高橋知里さんが地元の野菜 の話を上手にしてフォローしてくださり、また、小松さんの的を得た臨機応変な授業スタ イルで、無事進めることができました。 後半、野菜博士認定証を見せると、立ち上がって近寄り「カッコイイ!!」と目を輝かせ ながら言っていた姿も、純粋で可愛いの一言です! 今回、窓口の姫野先生は栄養士の資格をお持ちで、日頃より食育に関して一人で前向きに 頑張っているとのことでした。この出前授業が、動機づけの一つになればと願います。 さらに、子供たちにとっては、“一度だけで終わり”ではなくて、定期的に継続することが 必要だと強く感じました。 【5年生】 休憩時間に廊下で「こんにちは。」と挨拶をすると、 「こんにちは!」と元気の良い挨拶が返る、または笑顔で手を振ってコンタクトをする、 そんなフレンドリーな生徒の多い素晴らしい学校! きっと、校長先生を筆頭に先生方のお姿が反映されているんだろうなあと感動しました。 カリキュラムは、のっけからビンゴゲームをしたのは大当たりで、子供たちはみんな一生懸命に、 かつ楽しそうに考えていました。 そこで、さすがは大分!ビンゴカードの真ん中のマスに“しいたけ”を書いていた生徒が多かったんです。 あとは、やはりカボス。生徒たちからは「ねー先生、カボスは野菜なの?」という鋭い疑問も。 藤野校長先生は、「地元の野菜をビンゴ形式で学ぶとは良いアイデアですね。」とのお言葉をいただきました。 しかし、大分県でたくさん生産、販売されている野菜は、他にもニラ・ネギ・大葉などが あるのにすぐ名前があがらないのが不思議で、JA全農おおいたの高橋さんや校長先生と 「何でなのかな?」と話していました。 後半の“副菜ハンター”では、生徒から「野菜ジュースを飲むだけでもいいんですか?」という とても良い質問がでて、小松さんより「飲まないより飲んだ方がいいけれど、 できるだけ野菜や果物はそのものを食べるようにしようね。」とアドバイスしていただきました。 また、“野菜博士になろう”で、苦手な野菜も頑張って自分で料理してみようの項目では、 男の子たちは少し照れ笑いをしていたのですが、どうやらこの学校では授業で鰺やサバを さばく体験学習もあるとのことですので、きっとおうちでの調理も一度はやってくれると 思います! 全般的に、積極的に意見や質問をしている前向きな生徒でした。みんな野菜博士になって くれればいいなあと思います! 【6年生】 当日の授業は朝からでしたので、前日に大分駅前の百貨店トキハで県産野菜を購入してまいりました。 (因みに、トキハの地下には大分特産品コーナーがあり、野菜ソムリエの資格を持つ 販売員がお二人いらっしゃいます。) “地元の野菜をどこで買えるの?”では、実際にいくつか野菜を見せながらポイントを説明すると、 まっすぐな目で真剣に見入っていました。やはり6年生は4年生に比べると 反応が大人なのですが、こちらの熱意は伝わっているなという姿が見てとれました。 というのも、生徒から「じゃあ、今の時期食べた方がいい野菜は何なの?」という質問がでてきました。 そこから旬の野菜に上手く繋げられたと思います。 次回は、話すニュアンスをそれぞれの学年に応じて微妙に変えてみた方がいいのかな?という感もありました。 “野菜博士になる方法”では、朝に野菜を食べていない生徒が多かったので、 5皿の摂取は結構難しいといった印象です。 また、副菜のところで、具体的なメニューでいうと、 シチューや汁物に入っている野菜の(つ)の判断が難しい様子でした。 嫌いな野菜があるかの問いにはやはり(?!)“ピーマン”が常連のよう。 そこで、中山さんが「ピーマンの美味しい食べ方を知ってるお友達いたら教えて?」と投げかけると すかさず立って、「天ぷらにすると美味しいです!」との答えが返ってきました。 まさに、私たちが願っていたような素晴らしい答えを、私たちからではなくお友達が言ってくれたので、 みんなの心に響いたと思うし何より感心しました。 授業中、私たちが話していることを、担任の先生が非常に熱心にノートに書いていらっしゃったのが印象的でした。 今後も、野菜に関しての意識が高まればいいなと思います。 中嶋由美 ![]() 今回ほど冒険的で、私にとって実入りの多い食育出前授業はありません、 もちろん今後もあり得ないと思っています。 その発端は、学校の最寄駅を特急電車で乗り越してしまったことです。 結果、校長先生が車で迎えに来てくださり、いくつもの山を超えトンネルを抜け、 高級リゾート地のような海岸線を走りながら、 佐賀関の歴史・風土と生徒達の食生活や暮らしぶりを校長先生から伺うことができたのです。 教室に滑り込むと、すでに4年生はキラ星のごとくスタンバイしてJA大分の方の話を熱心に聞いていました。 学校のある佐賀関はアノ有名な関サバ・関アジの漁師町で、畑はほとんど無い港町です。 でも野菜の名前は生徒達はよく知っており、質問や発言も多く活発に授業に参加して、 生徒達から「先生もがんばってね」と励ましの言葉をいっぱいもらったことが一番嬉しかったことです。 佐賀関小学校は生徒数の少ない学校ですが、 生徒達にとって学校内がとびっきり明るく楽しい場であることも実感した小松です。 更に嬉しいことに、格別にご協力いただいたJA大分の方が野菜ソムリエの資格取得者であり、 この授業をきっかけにVFTの仲間入りをしたことです。 とっておきの至福の体験が文字数オーバーでお伝えできないのが、残念! 小松晴世 |
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